サロンで髪を切りながらお客様からAIについて色々聞いていただけるようになってきたという変化を感じます
「Chat GPTって使ってる?」
「インスタで見たあのAIのやつって何?」
web系フリーランスの方や、
AIに興味のある経営者の方。
副業を模索している主婦の方などから、こんな問いかけを、髪を切りながらたくさんいただけるようになってきました。
そこからそのままホームページの制作などに繋がることも珍しくありません。
僕としては「美容師」と「IT」の両方が本業という意識でやっているので、
まさにその2つの仕事が同時にできる環境だなと感じています。
描いていた理想的な環境なのでありがたい環境ができつつあります。
わかる限りのことは限られた時間内で提供できるようにアンテナは常に張って
できるだけ解像度が高い状態を保つよう心掛けております。
話題のチャットAI「3強」とは
生成系AIの中でもすでにアプリ化されたりして身近になってきているのは
「文章作成」「会話型」と言われるタイプのAIではないでしょうか?
僕もこれらを活用してサイト制作の効率やセミナー資料作成などの効率が飛躍的に上がっています。
Chat GPT (OPEN AI)
Bing AI (Microsoft)
https://www.microsoft.com/ja-jp/bing?form=MA13FJ
Bard AI (Google)
今話題なのこの3者かなと思います。
実際僕もこの3つを状況によって使い分けているので、
「似ているけど全く同じではないかなぁ、」という個人的判断です。
「ジェネレーティブAIとはなんですか?小学生にわかるように説明してください」
この質問を3者のAIにしてみました。
「Chat GPT3.5の答え」
ジェネレーティブAIは、新しいデータを作り出すことができるAIです。例えば、写真や音楽、文章などを作り出すことができます。深層学習やGANなどの技術を使って、人工知能が自動的に新しいデータを作り出すのです。この技術は、デザインや音楽、映画、ゲームなど、さまざまな分野で使われています。
「Bing AIの答え」
ジェネレーティブAIとは、既存のデータから学習し、それを使用して創造的かつ現実的な、まったく新しいアウトプットを生み出す機械学習手法です。例えば、文章や画像、音楽などを生成することができます。 小学生にわかりやすく説明すると、「コンピューターが自分で考えて、新しいものを作ることができる技術」だと言えます。
「Bard AI」の答え
ジェネレーティブAIは、新しいものを生み出すAIです。例えば、絵を描いたり、音楽を作曲したり、文章を書いたりすることができます。ジェネレーティブAIは、大量のデータを学習することで、新しいものを生み出すことができます。例えば、絵を描くジェネレーティブAIなら、たくさんの絵を学習することで、新しい絵を描くことができます。
この質問に対して内容的には「新しいものを生み出す」という部分で3者ほぼ同じでした。
「2009年以降の沖縄の美容室の軒数の推移を<表形式>にしてください」
「Chat GPT3.5の答え」
申し訳ありませんが、私が保持している知識には、沖縄県内の美容室の軒数の推移に関する情報は含まれていません。しかしながら、沖縄県商工労働観光部が公表している「平成28年県内産業経済動態調査」によると、2016年時点で沖縄県内にある美容業界(美容室、エステサロン、まつげエクステ、ネイルサロンなどを含む)の事業所数は、約5,900軒であることが報告されています。しかし、2009年からの具体的な軒数の推移については、私のデータベースには含まれておらず、調査方法によって異なる可能性があるため、正確な数字を提供できません。ご了承ください。
「Bing AIの答え」
厚生労働省が毎年度取りまとめ公表している「衛生行政報告例」によると、沖縄県の美容所(美容室)の施設数及び従業美容師の数を調べることができます。2019年度末現在の沖縄県の美容所(美容室)の施設数は、25,442軒で、過去最高を更新しています。一方、理容所(理容室)は、11万7266軒で、年々減少傾向にあるようです。ただし、2009年以降の沖縄県の美容室の軒数の推移については、調査結果を見つけることができませんでした。
「Bard AI」の答え
この質問に対して「表形式」で答えたのはGoogle のBardだけでした。
あとの2つも下線を引いた部分を見てみると、参照元のデータ自体が違うものであるようでした。
「沖縄の18歳から25歳の人口推移を<表形式>で年代別に整理してください」
「Chat GPT3.5の答え」
「Bing AIの答え」
沖縄県の推計人口データ一覧によると、沖縄県の18歳から25歳の人口は、2019年10月1日現在で、男性が約4万5千人、女性が約4万2千人でした。ただし、年代別に整理された表形式のデータは見つけることができませんでした。
「Bard AI」の答え
この答えに関してはChat GPTもデータを持っていたらしく、
見やすい表形式にしてくれましたが、Chat GPTとBirdでは微妙に表現が異なっています。
Chat GPTとBirdの違いは
「年代」というプロンプト(指示)をどう理解したか?によって異なったようです。
・GPTは「年代(西暦)」と理解した
・Birdは「年代(年齢)」と理解した
僕が欲しかったのはChat GPTの出した「西暦」表現でした
ここでBirdにも同じ表現が出るよう、Birdに対してプロンプトを少し変えてもう一度聞いてみます。
「1995年から2020年までの沖縄の18歳から25歳までの合計の人口推移を5年ごとに<表形式>で作成してください」
「Bard AI」の答え
プロンプトを工夫することで同じ西暦ベースで答えを導くことができました。
*ただ数値が異なっていますね、今回はこの部分に関しては長くなるので割愛いたします。
プロンプト(指示)の重要性
このように、今後生成系AIを「JobやLife」の中で有効に活用していくためには
「プロンプト(指示)」の出し方で答えが変わるため、欲しい情報を得るために必要な「コツ」が必要になってきます。
例えば、web上で何かを表現する際には「code」というものが必要になりますが、これに関してはAIの精度が上がってきて、簡単なものであればそのまま活用できるよう書き出してくれる現状があります。
僕が欲しかった答えはBです。
このように、
欲しいコードを正確に導き出すためには「正確なプロンプト(指示)」が必要だということになります。
実際に今「プロンプトエンジニア」という職業が海外では年収4,000万円以上で募集されている事例もあり、日本でも注目が集まりつつあるように感じます。
「那覇でワインが美味しい店教えて」
これをGoogle検索やInstagram、Tiktokで検索して「探す」というアクションを行うと、
情報は無限に出てきます。その中からいくつかを比較して、最終的には
「自分で選択する」という流れがこれまでだったかとおもいます。
これがAIを使うことで「答えがある程度まとまった状態(提案に近い?)」で手にはいることになります。
下の写真の左側がこれまでの「Google検索」結果で、
右側が「Chat GPTの答え」になっています。
*Chat GPTの答えも同時表示されるようChrome拡張機能を使っています
これはBirdの答えです
今回はプロンプトがかなり大雑把でしたので、
「4人で」「大人向けで」「年代物を扱う」「予算」「久茂地より」などのプロンプトを使えば
もっと詳細な答えが導き出せるかと思います。
今後はAIに対してのSEO対策なども必要になるのかもしれません。
*弊社作成のクライアントサイトはすでにそのテストに入っております。