マタハルガクル

1年の中での区切り。

[Re.]というイメージ。

春という季節にはそんな「リセット」的なイメージがあります。


子供の頃、新学期。

ノートは新しく買い換えていました。

筆箱も、鉛筆も、消しゴムも、

全てを新しくして、リセットできるような気がして。


「新しくスタートが切れる」

そう思わせてくれるワクワクする季節。

そんな季節が、やってきます。


でも、毎年春の訪れを経験することで、子供心にわかっていったことがあります。

それは、「積み重ねたものはリセットされない」ということ。

日々小さなルーティンを続けていると、

それは無意識でもできるようになり、リセットされない。


逆に、今日できないことが、明日突然できるようには、ならない。


毎年リセットされて、皆で同じスタートラインに立って「Re.start」

とは、実はなっていないことに気づく。

「いつかできるようになりたいこと」は今やっていることの延長にしかなく、

それを「明日からやろう」ではおそらくルーティンにはできない。

結果、無意識にできるようにはならないので、いざやると負担がくる。


そんなことに気づいた子供の頃。


そう、可愛くない子供だ。

(という話ではなかったのだけど、ま、いいや)