「だいぶ損してるね」


「今までだいぶ損してきたから」というお話です。









先日とある打ち合わせで、



初対面の方とお話をすることがありました。



お会いする方の事前情報も少しいただいていましたので、



あらかじめどんな方達なのか、予習して伺いました。



数名は美容室オーナーの方々です。



あまり好きではありませんが「格上/格下」と言う表現があります。



そう言う意味では完全に「格上の方達」





「きっといい学びの時間になる。」







実際にその場に着くと、



僕以外は皆顔見知りのようでしたが、



時折話を僕にも振ってくれたりして、気を遣っていただきながらも、



いつも通り、ニコニコしながら相槌を打ちつつ、



耳を澄まして聞く側に徹していました。



予想通り、



ビジネス全般の話から美容業界の現状。



新情報から、あんな話もこんな話も。



やはり良い情報が滝のように流れてきます。



良い時間です。





話の流れで年齢の話になり、









相手の方々「そういえば上村さんは僕らと同世代ですよね?僕らは今年43になります」



僕「そうなんですね〜僕は51ですね〜」



相手の方々「あ、・・・・・・そうなんですね?」



ここから話は少しトーンダウンして、



僕の話す時間が少し増え、内容は主に世間話へと変わっていきます。



年齢、嘘もつけませんし。





そう。







いわゆる「格下」に徹しておければ、すごくいい話がもっともっとたくさん聞けたと思うのですが、



ただ年齢が上ということがきっかけだったりで、その内容は少しだけ大人しくなってしまったりすることも。



初対面あるあるです。



少し損しました。





これは普段でもあてはまることもあるかもしれないと思っていて、



「自分が情報を話す側の場合は、相手にとって利益になる内容を意識する」



「情報を聞く側の時は自分の考えや意見はおいといて全部話してもらう」


そう意識すると良い時間になることが多いと感じます。






そうでない場合、







情報を話すときに(この人にはもうこの情報は必要なさそう)と思えば話しませんし、



聞く側の時も、自分の凄さだけをアピールされても得られるものがありません。



(時間がもったいない)



そうなってしまいます。



これに気づくまで、これまでだいぶ損してきました。



他にも話の聞き方なんかも気をつけないと、と学んできました。



ただでさえ歳をとるだけで良い時間を過ごせるチャンスはグッと減ってきます。



だから、自分がだんだんと良いアドバイスや良い話を聞く機会が減ってきていると感じた時、



(今こいつと話していても時間がもったいないと思われているのではないか?)



と姿勢を正すようにしています。









もちろんプライベートな時間に関しては



この限りではありません。